「生理浴」に使うバスボム(入浴剤)が話題になっています。
「Bloody Bomb」といい、生理中でも入浴が気にならないという商品。
しかし、これには批判の声が多くあるようです。
今回は、生理浴のバスボムとはなんなのか、なぜ批判されているのか、考えた会社は男性ばかりと言われているのは本当か調べました。
生理浴のバスボムとは何?
生理の日でも気にせずに、入浴ができるというバスボムです。

株式会社ドリームスが10月20日より開催する、女性の「健康」と「活躍」を支援する展示会「Femtech Tokyo(フェムテック トーキョー)」では、『Bloody Bomb』のブースを展開。

本製品が着目したのは、「生理の日に血が気になってお風呂に入れない」という約8割もの女性の本音。さまざまな悩みを抱える女性たちに、特別な入浴体験を提供できないかという想いから、このたび、株式会社TBWA HAKUHODOの協力のもと、商品化が実現しました。
引用:プレスリリース
「入浴中の経血が気になって、お風呂にゆっくり入れない」という女性の声に注目した商品だそうです。

300人を対象にした調査から、約8割の女性が、生理中の入浴で困っているという結果が出たという。
しかし、これに対して、ネットでは「色で誤魔化せば良いわけではない」と批判する声が多くありました。
生理浴のバスボムはなぜ批判される?
女性の意見が反映されていない
生理中用のバスボム作った会社、女性社員はいないのか或いは在籍していても発言権がないか、どちらなんだろう…せっかく女性300名から意見を集めたのに、辿り着いたのが「お湯が真っ赤に染まるラメ入りの入浴剤なら生理中でも気兼ねなく浴槽に入れる」という結論だったの、勿体なさすぎる
引用:Twitter
女性の声を聞いて、対策を考えてくれた発想は素晴らしいという思いはあると言う人もいました。
しかし、「同じ色で、誤魔化したら気にならない」というわけではないですよね。
せっかく、300人にアンケートをして労力をかけているのにもったいないと思ってしまいます。
値段が高く、掃除が面倒
月に一度の我慢の日ってあの、月経は月に一週間くらいあるわけですが…ただでさえしんどいのにこんな真っ赤でラメラメのお風呂入ったら掃除がだるいのに一個1760円て…。おまけに「生理浴」とか一人暮らしはもちろん家族いる人も使いづらいでしょいくらなんでも…。
引用:Twitter
月に一度ある生理。
経済的に毎回、1760円の入浴剤を使うわけにはいかないですよね。
もし女性に寄り添ってくれるのであれば、値段も優しいといい、というのもわかります。
リラックス効果のためのラメ入りのようですが、「ラメが掃除しづらい」と思う人もいるようです。
ネーミングセンスがない
赤い入浴剤自体は存在したっていいと思うけどさ 「生理浴」というネーミングは、海水浴とか森林浴とかの用法からすると、しかも赤いお湯のビジュアルからすると、月経血を浴びるコンセプトにしか思えないので気持ち悪くて嫌だな ただただ不快に感じる名前 名前はかなり重要だと思う
引用:Twitter
赤い色が問題なのではなく、名前が嫌悪感を抱く原因になっているのではないかと考える人もいました。
確かに、入浴剤が赤くても何も思わないし、赤い入浴剤もありますよね。
『生理浴』と聞いて、リラックス効果どころか「気持ち悪い」と感じる人が多くいるようです。
入浴剤を作ったのは男性だけの会社だった?
入浴剤を作った、株式会社ドリームスは創業26年。
転職サイトの口コミでは、女性が多いとあったので、男性しかいないということはないかと思います。
悪い意味で話題の生理浴。 ケーブルバイトやスミスキーと同じ株式会社ドリームス。 どうせ男が開発云々みたいな男性嫌悪混じりの批判がTLにちらほら。確かに代表取締役は男性だけど。 転職サイトには女性比率が高いとあり、発言権あるかどうかは中の人に聞かないと不明かと。
引用:Twitter
働く女性向けの雑貨を企画・製造しているので、働く人の比率も女性の方が男性よりも高い。特に企画やデザインは女性がメインで担当しているため、商品のほとんどに女性が関わっている。女性の管理職もおり、女性が働きやすい、活躍のしやすい職場になっていると思う。
引用:en転職
この口コミが本当であれば、「生理浴」の商品化も女性が関わっていたのでしょうか。
真相はわかりませんが、生理も人それぞれです。
入浴が気にならない人もいれば、気になる人もいる。
生理痛の痛みや、経血の量も違うので、感じ方は人によって変わりますから、どういう経緯で作られたのかはわかりませんね。
株式会社ドリームズとは?
スミスキーなどを作っている会社でした。

一度は、見たことがあるキャラクターではないでしょうか?
【会社名】 株式会社ドリームズ
【設立】 1996年4月30日
【事業内容】 生活雑貨、アパレルの企画製造販売、および飲食業
【資本金】 3,000万円
【代表取締役】 添谷 徹
人がビックリした顔を見るのが大好きで、そのためにこの仕事をしていると言っても過言ではありません。その先に「喜び」や「癒し」を届けられれば、これ以上「幸せ」なことはないと思っています。
モノには機能が求められがちですが、われわれの作る商品はほとんど機能が無い、そんなモノが多くあります。
引用:株式会社ドリームズ代表挨拶
また、たいへんで面倒ですが、キャラクターなどに頼らないオリジナルのアイデアやデザインで勝負をしています。
目指すところは、デザインで人の心を癒す、見ただけで人を癒してしまう、「み・なごませや」です。
『アイデアとデザインで、生活に”癒し”を』をコンセプトにしています。
癒しのための、「生理浴のバスボム」だったのだと思いますが、消費者からは不満が出ています。
わずらわしいと思っている人が多い生理が、少しでもうっとおしくないようにと考えられたのだと思います。
しかし、「生理浴」とついていると商品を手に取りずらいということもあるでしょう。
家族に知られたくないと思う人もいるかもしれません。
せっかく、300人にアンケートを取って、女性に寄り添おうと開発されたのであれば名前や値段なども考えていただきたいものですね。